洗口剤について


 口臭を消すために、あるいは口臭を予防するために、ということで、市販の洗口剤を使っている方は多いと思います。しかし、多くの洗口剤に多量のアルコールが含まれ、これは口腔内を乾燥させる作用があるために、使用するとかえって口臭を起こしやすくなります。

 私自身の体験ですが、メーカーから送られたサンプルを、宣伝文句の通りに、口の中が爽快になることを期待して使ってみたところ、仕事をしていると口の中の不快感が強くなり、耐えられずに仕事を中断してまた使い、しばらくするとまた気分が悪くなる、ということを繰り返していました。最初は理由が分からなかったのですが、そのうち、洗口剤を使うこと自体に問題があるのだと気づいて、使用を止めました。

 洗口剤や各種のタブレットを使用する場合、それを使うことによってさわやかになる方はそれでいいのですが、使っても「効果が感じられない」方は使用を止めたほうがいいでしょう。無意味であるばかりか、それがかえって症状を悪化させている可能性があります。

次へ>> 耳鼻科・内科などの問題

一覧へ戻る